2018年02月19日
意思を持つ写真作家の集まるギャラリー
新宿通りの喧噪からひとつ奥の通りに入ったところにあるのが、2017年8月に始動した「ギャラリーヨクト」だ。
元々同じ場所にあった自主運営ギャラリー「GalleryPhoto/synthesis」のメンバー入れ替えに伴い、ギャラリー名を新しくして再出発することとなった。現在のメンバーは代表の平賀淳氏、大塚勉氏、山崎弘義氏、齋藤千晶氏、西川茂氏の5名。写真展開催や写真集を発表してきた作家たちが、平賀氏の呼びかけによって集まった。
新しく加入した西川氏は「なんで今さら自主運営ギャラリーに参加するんだ、と言われたこともあります。しかし、それは違う。ここは、写真を観ようと意思を持った人々が訪れるギャラリー。そこで作品を発表することに意義がある」と語る。
「最近の若い人たちは写真をプリントしなかったり、作品発表を行なわなかったりします。でも、写真をプリントして発表する拠点のような場所を持つとそこからいろんなことに発展していく。仲間がいると干渉し合わなくてもサポートし合うことができる。作品発表の場所を持つことは重要なことなんです」(大塚氏・談)。
ギャラリーヨクトでは、作家性のある写真制作を行なっている写真家を募集しているという。
今後はメンバーによる写真展と、メンバー縁の写真作家による写真展を開催予定。オープニングとなった8月は、運営メンバー全員での展示を行なった。
特長・利用方法
ギャラリーの特徴:前身のギャラリー「Gallery Photo/synthesis」よりメンバー変更のためリニューアル・オープンした自主運営ギャラリー
スペース:床面積=約16m² 天井高=2m70cm
料金:自主運営ギャラリーのため無
会期:1ヵ月
持ち込み:受付有
DM・リリース配信:有
客層:写幅広い層
住所:新宿区四谷四丁目10 ユニヴェールビル102
最寄り駅:東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅徒歩5分
TEL:03-6380-1666
開廊時間・休廊日:展示によって異なる
URL:yocto.webcrow.jp
※この記事はコマーシャル・フォト2017年10月号から転載しています。