2018年03月05日
作品の素晴らしさをわかりやすく伝えるギャラリー
柴田敏雄「シカゴ現代美術館の25点」会場風景2010年10月 photo © Ken Kato
六本木の喧噪から少し離れた国立新美術館のほど近くにあるのが、コンテンポラリーアートを中心に絵画から写真まで幅広く扱うコマーシャルギャラリー「gallery Art Unlimited」だ。写真では、静謐かつ壮大な風景写真で人気を集めるマイケル・ケンナの日本におけるプレゼントギャラリーであることをはじめ、柴田敏雄や伊奈英次、中野正貴などの作品を取り扱っている。
「写真専門のギャラリーではないので、所属の写真家はコンテンポラリーアートとして写真というメディアを使って表現している方が中心になります。斬新な被写体を確かな技術で表現するベテランの方々から、写真のプリントを切り刻んでコラージュしてきた進藤環など、写真とアートの境界線がない作家が多いですね」（代表・高砂三和子氏）。
コマーシャルギャラリーである以上、作品の販売は必須である。日本の写真マーケットを開拓したいという思いで、訪れた人に作品の素晴らしさが伝わる展示を心がけている。
「作家コメントも、作家の思いだけでなく、よく質問されることを含めるようにお願いしています。作品の近くにキャプションを置くのも、情報と作品が結びつきやすいようにするためです。作家が在廊できないときでも、作品についてわかるようにしておきたいんです。必要な情報を的確に知ることで、作品に対する思いが深くなると思っています」。
特長・利用方法
ギャラリーの特長：美術、建築、写真、映像を中心に扱うコマーシャル・ギャラリー
展示作品のジャンル：コンテンポラリーアート
スペース：床面積＝36m² 天井高＝240cm
会期：約1ヵ月
アーティストの発掘方法：卒展での発掘や所属作家の推薦など
プリント販売：有
DM・リリース配信：有
客層：10代～80代まで幅広い年代
住所：港区南青山1-26-4 六本木ダイヤビル3F
最寄り駅：東京メトロ千代田線乃木坂駅より徒歩1分
TEL：03-6805-5280
開廊時間：13:00〜19:00
休廊日：日曜・火曜・祝日
URL：www.artunlimited.co.jp
※この記事はコマーシャル・フォト2017年11月号から転載しています。
