2010年05月12日
売れる写真とは、「誰もが使いたくなる写真、より多くの人に好まれる写真」であることがわかった。では、具体的にどんなテーマで撮影すれば人気が出るのか。iSockphotoで実際に人気のある写真を見ながら、これだ!というテーマを探ってみたい。
まず定番は、季節感のある写真。特にクリスマスやバレンタインといったイベントに関する画像は、一つのカテゴリーにもなっている。
iSockphotoのトップページにある「Seasonal Searches」というバナーから、季節モノの画像をまとめたページに移動。 ハロウィン、クリスマス、バレンタインデーなど、おなじみのイベントがカテゴリーとして用意されている。これらの画像が多くダウンロードされるのはそのシーズンを待たねばならないが、例えばクリスマスの画像が12月にもっとも必要とされるわけではなく、売れ始めるのは3~4ヵ月前から。制作のサイクルを読むというのも、ユーザーのニーズを意識することに含まれる。この春撮った桜の写真が人気を集めるのは、来シーズンを待たねばならない。
今から用意したい“オンシーズン”の写真
今から取りかかるなら、夏に関連した画像を用意するのがタイムリーだ。夏といえばビーチ、プールなどが思い浮かぶが、実際にどんな写真がアップされているのか、「夏」をキーワードに検索してみる。
やはり真っ青な海と空などきれいな風景写真が目に留まるが、今の時期出かけていっても夏の日差しを写すことはできない。だが、ビーチ全景を撮るのが難しいのであれば、砂、貝殻、浮き輪といった海を連想させるアイテムだったらすぐに用意できそうだ。
©iStockphoto.com/Matt Kunz
©iStockphoto.com/Guillermo Parales Gonzalez
©iStockphoto.com/Jasmin Awad
例えば「ビーチサンダル」を使ったイメージを作るとする。すでにたくさんストックされているので競争率は高そうだが、日本の「草履」だったら新鮮だろう。「七夕」「麦茶」「かき氷」「線香花火」「浴衣」等々、日本的なモチーフなら開拓の余地はありそうだ。たとえ同じアイテムを使っていたとしても、少し発想を変えるだけで新しいイメージを作り出せるかもしれない。
また、アメリカでは新学年が9月にスタートするので、文具や寮生活の日用品を売り出すBack to Schoolというセールが行われる季節でもある。学生・学校生活を喚起させるモチーフも様々にビジュアル化できそうだ。季節モノは3~4ヵ月前倒しであることを念頭に、イメージを膨らませてみよう。
●「新学期」アイテムの小物をメインにした画像の例
©iStockphoto.com/Andrew Rich
©iStockphoto.com/Stefan Klein
©iStockphoto.com/Rene Mansi
iStockphoto × COMMERCIAL PHOTOiStockphoto購入特典
左のiStockphotoロゴをクリックすると、iStockphoto × コマーシャル・フォト専用ページが開きます。会員登録を行なうと特典が受けられます。
特典:10枚の無料画像/初期購入の際、20%割引 ※50クレジット以上購入