キヤノン EOS 5Ds の実力

EOS 5Ds × Munetaka Tokuyama 「35mmの機動性と高画質を合わせ持った プロフェッショナルのためのカメラ」

Munetaka Tokuyama(フォトグラファー)

約5060万画素センサーを搭載し、一眼レフ最高の解像度を誇るEOS 5Ds。高画質と機動性の両立によって多くのフォトグラファーの注目を集めている。長年5Dシリーズユーザーであり、 5Dsで広告の仕事を撮影したMunetaka Tokuyama氏に話を聞いた。

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カメラもソフトも、いつもと同じ感覚で撮影できる安心感

───広告の撮影でEOS 5Dsを使ったそうですね。

Tokuyama ポスター撮影で猿を撮る機会があったので5Dsで撮影しました。今回掲載しているのは、そのアザーカットです。中判カメラも準備して撮影に臨みましたが、まず5Dsでテストしてみたら猿の毛を細部までシャープに表現できました。結局、本番でもそのまま5Dsを使い、三脚は使わず、手持ちでバーッと撮っています。手持ちの感覚も他の5Dシリーズと同じですね。5Dシリーズを長く使っている僕としては、使いやすかったです。

───今回はどんなレンズを使いましたか?

Tokuyama EF24-70mm F4L IS USMです。普段もズームレンズをよく使うんです。スポーツや動くモノを撮ることが多いので、寄りすぎると被写体が近づいてきた時に被写体を追えなくなってしまう。そういう時でも、ズームレンズは重宝します。

中判に比べて、断然35mmの方がオートフォーカスの瞬発力がいい。多くのスポーツ写真を撮る人達が35mmを使っているように、動くモノを撮るカメラの基本はそこにある。レンズの種類も豊富ですしね。

ブレも気になりませんでした。僕の場合、基本的にブレが動きの演出になると思ってるんです。写真ってブレやボケがあって、世界観ができていくものじゃないですか。僕自身、画像処理で全てにピントが合っているようなガチガチのデジタル写真があまり好きじゃないんです。

───ソフトは何を使いましたか?

Tokuyama いつも使ってるCapture OneProです。使う前は5Dsとの互換性が気になっていましたが、実際使ってみたら連写してもフリーズもしないし、現像過程でも全く問題なかったです。

ソフトの画面デザインが変わるだけで写真の見え方が変わったと感じてしまうので、ソフトはいつも同じものしか使わない。10年近く使ってきたCapture OneProで5Dsがそのまま使えるのは良かったです。

どんな撮影でも対応できる35mmの機動性

───画質はいかがでしたか?

Tokuyama 中判との差は感じませんでした。35mmだから気軽に撮れるけど、情報量はとても多い。バズーカを連射しているような感覚でした。

今回、掲出されたポスターはB0サイズの縦位置ですが、この画素数ならサイドを切って縦位置にしても充分な大きさがあると判断したんです。

広告の仕事では、後から合成したり、トリミングすることもあるわけで、そういう場合、カメラの画素数が少ないと、いろいろ問題が起きてきます。5Dsならその問題もクリアできて、安心感があります。そういう面でもプロ向けのカメラなんだなって感じました。

見慣れた「キヤノンのRAW」というのも使いやすい。5Dシリーズを使い続けているから、目がキヤノンのRAWに慣れてるんですよ。他のカメラで撮ったRAWだとしっくりこないこともあります。

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───今回掲載した写真はノーレタッチ、ノートリミングだそうですね。

Tokuyama そうですね。変えたのはトーンだけです。どんな写真もできればレタッチやトリミングはしたくないんです。

もちろん広告の仕事ではどちらも必要ですが、それがクセになってしまうのはフォトグラファーとして良くないことかなと思います。「撮影後にどうにでも変えられる」と思って撮ったら、それなりの写真になってしまう。フォトグラファーの存在の意義もなくなってしまいますから。

───仕事では35mmで撮影することが多いですか?

Tokuyama 中判と35mmを使い分けています。元々画素数ではなく、フォーマットでカメラを選んでいるんです。

「縦位置&スタジオ」だったら中判、「横位置&ロケ」だったら35mmを使うとか。中判カメラはモノとして存在感があるので、撮影に緊張感を出したい時に使いますが、35mmはどんなシチュエーションにも対応できて便利なんです。時間の制約があるタレント撮影では小回りが効くので重宝しますし、ロケでは間違いが起きることもない。中判に比べると断然ピントも合わせやすいです。使ってみて改めて、プロのためのカメラなんだと思いました。

中判や大判と違って撮る時に覚悟がいらないのも魅力。公私ともに使えるフォーマットだと思います。向き合ってじっくりではなく、目に写るモノをパパッと撮れる感覚。記録に残すという感じですね。

そういう意味では35mmで5000万画素の5Dsは不思議な感覚になりました。普段使っている一眼レフと外見は同じなのに、高画質です。撮影後、いざモニタでデータを開いてみると「すごいカメラで撮ってたんだな」と驚きました。

これからも作品撮りでも仕事でも35mmの気軽さと高画質を備えた5Dsを使っていきたいです。

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トクヤマ・ムネタカ
1999年よりN.Yに移住。米、仏、独、日、中のエージェントと契約し、ナイキ、リーボックキャンペーンなどを手掛ける。2013年より、日本に拠点を移し、活動。
www.munetakatokuyama.com

※この記事はコマーシャル・フォト2016年2月号から転載しています。


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反射神経に応えられる機動性 ディレクター「柘植泰人」

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