写真学

写真学

写真とは何か、その誕生から未来まで

1839 年、世界初の実用的写真術「ダゲレオタイプ」が公表されてから170 年が経ちました。その後写真は急速に産業化し、19 世紀末に「フィルム」が発明されてからは映画や印刷技術にも応用され、20 世紀の映像産業全体を支えることになります。 そして今、「デジタル」時代の21 世紀、写真はどこへ向かって行くのでしょうか? この連載では写真の誕生と発展に関わった人たちと、産業としての成り立ちを振り返ることで、写真の未来を見つめていきます。

失意のアメリカ写真の父

人々の歩み

失意のアメリカ写真の父

モールスとドレーパーのパートナーシップの終わり ウォルコットとジョンソンが世界初のダゲリアン・パーラーをニューヨークに開いた1840年の夏、 続きを読む

ウォルコットとジョンソン

人々の歩み

ウォルコットとジョンソン

二人の青年の自由な発想とひらめきが歴史を塗り替えた 1839年10月6日、ニューヨークの歯科器具用品メーカーの職人で化学の知識を持つウォルコ 続きを読む

価格と利益競争

産業の歩み

価格と利益競争

技術の安定に伴い、ギャラリー間では価格と質の競争が始まる 1845年から55年にかけて、アメリカは大恐慌から抜けだし復興の兆しが見えていまし 続きを読む

開拓時代の人々 日々の食卓

アメリカ付記

開拓時代の人々 日々の食卓

厳しい自然の影響を受けたアメリカならではの食文化 そもそもアメリカは、ポテトが主食だったゲルマン系の人々から出発したのですが、もともと食にさ 続きを読む

ドレーパー

人々の歩み

ドレーパー

初期ポートレイトの発展に貢献したドレーパー ドレーパーが最初のポートレイトに成功したことについては、1840年Philosophical M 続きを読む

モールス

人々の歩み

モールス

誰が最初にポートレイト撮影を成功させたのか この時期、多くの人々がポートレイトに挑戦していたことを考えると、最初のポートレイトの撮影者がだれ 続きを読む

露光時間

人々の歩み

露光時間

人々は風景よりポートレイトを撮ることを望んだ [*露光時間 単位・分] 時刻 8時 9時 10時 11−1時 1−2時 2−3時 3時以降日 続きを読む

開拓時代の人々 西への旅

アメリカ付記

開拓時代の人々 西への旅

豊かな大地を求め西へと移動し続けた開拓者たち アメリカの文献を調べてゆくと、入植者(セトラー/settler)と移民(イミグラント/emig 続きを読む

写真資材商の出発

産業の歩み

写真資材商の出発

フランスからアメリカへ 1839年8月19日、フランス学会においてダゲールが世界初の実用的な写真術「ダゲレオタイプ・プロセス」を公表した一月 続きを読む

初期の化学者たち

人々の歩み

初期の化学者たち

人類の歴史を塗り替えた二人の歴史的邂逅 フランス学会(1839年8月19日)でダゲール(Louis Jacques Mandé Daguer 続きを読む