2014年04月14日
Z420、Z620、Z820などHPワークステーション Zシリーズは写真・映像・3DCGなどの現場で使える最先端のマシンだ。Zシリーズを使う様々なクリエイターに、その使用感を聞く。
マリモレコーズの映像ディレクター江夏由洋氏は、2008年に早くもRED ONEを導入するなど、4K映像のパイオニアとして知られる。その江夏氏が最近導入したのがHP Z820。4K時代のコンピュータについて話を聞いた。
2008年にRED ONEを導入し、以来ずっと4Kでやってきた
──マリモレコーズはどんな会社ですか。
江夏由洋氏(映像ディレクター) 1998年TBSに入社、スポーツ局のディレクターとして活躍した後、2008年に退社して兄弟で株式会社マリモレコーズを設立。
江夏 名前がレコード会社みたいなので音楽の会社なのかとよく言われるんですが、兄の正晃と2人で始めた会社で、兄が音、僕が映像という形でいろいろなコンテンツ作りをしています。
スタッフは現在、音が2名、映像が6名です。両方やる人もいるのではっきり分かれているわけじゃないですけど。ウチの特徴としてはカメラマンが2人いて、2人ともスチルとムービーのハイブリッドでやっています。昔は僕もカメラを回していたんですが、やはりカメラマンとディレクターは分けたほうがいいだろうと思って、撮影は彼らに任せています。
──どんなコンテンツを作っているんですか。
江夏 僕自身でディレクションするのは、CMやミュージックビデオ、企業のビデオパッケージ、商品説明ビデオ、あとはWeb系が多いですね。撮影の仕事はCMが多くて、カメラマンだけほかの現場から呼ばれることがあります。ほかにも映画の撮影があったり、写真の撮影があったり、何でもやりますっていう感じですね。兄はロックからクラシックまであらゆる音楽を制作しますし、僕もWebからシネマまで作れるような環境作りを心がけています。
僕自身はディレクターの仕事をやりつつ、テクノロジーが大好きなので、カメラやコンピュータなど映像機材の導入と環境づくりを全部やっています。マリモレコーズという会社は、頭の中で描いているものをすぐに形にして、いかにデスクトップの映像に置き換えていくかを重視しているので、それを支えるテクノロジーはとても大事だと思っています。
──カメラは会社で所有しているんですか。
江夏 同じカメラが2台必要な時にはレンタルしますが、基本的には自分たちで買ったカメラを使っています。いまウチにあるカメラはRED ONE、Blackmagic Cinema Camera、NEX-FS700。それから最近買ったのが6KのRED EPIC DRAGONと、Blackmagic Production Camera 4K。ほかにはEOS 5D Mark IIやMark III、HDVのカムコーダーなんかもありますし、GoProは何台買ったかわからないです。
6Kセンサー搭載のRED EPIC DRAGONを手にする江夏由洋氏。
これだけカメラを所有している会社ってそんなに多くないと思うんですが、自社でカメラを持っていると使い勝手やクセがわかるので、その辺は有利だと思うんですよね。社内にカメラマンもいるから撮影のノウハウを蓄積できるし、ディレクターが目指す方向とカメラマンが提案する方向がだいたい一致します。
──かなり早い段階から4Kに取り組まれていますね。
江夏 会社を立ち上げたのはいいんですが、最初はなかなか映像の仕事がなくて、何か新しいことをやらないとダメだと思って、2008年に当時出たばかりのRED ONEを導入したのがきっかけです。
最初は4KのRAWデータが重くて全然動かなかったんですが、同じ年の年末にAdobe CS4がREDに対応してなんとか使えるようになりました。その3〜4年後から徐々に業界全体が4Kという流れになりましたが、それまでずっと僕らはRED ONEで撮影していたので、最近の新しい4Kカメラにも苦労もなく対応できています。
4Kの映像はやはりきれいです。2008年当時も現在も納品はほとんどHDなんですが、4KをHDにダウンコンバートするとノイズがぐっと減ります。それからREDのセンサーは当時としてはかなり大判センサーだったので、その意味でもREDの映像は新しかったですね。EOS 5D Mark IIが世の中に出る前だったので、よけいそう思いました。
4Kの良さというのは、ちょっと大きめに撮っておけば一部を切り抜いて使えるし、スタビライズをかけて手振れ補正もできるところ。それからREDはRAWで撮れるので、フォーカスと露出さえ合っていれば、色については後で作り込むことができる。当時まだ僕らは撮影の経験が浅かったので、これは助かりました。今でもできればHDのカメラは使いたくない。なぜかと言うとRAWデータで撮った方が後々の作業が楽になるからなんです。
──4Kなのに編集が楽というのは意外ですね。
江夏 いまはAdobe Premiere の描画能力がものすごく高くなっているので、4KのRAWデータでもわりとサクサク編集できるし、HDとの違いはそれほど大きくないと思います。色や質感を後で作り込めるので、僕らはRAWで撮る方が編集の自由度が高いと思っています。
──本当に操作感が変わらないんですか。
江夏 いや、実際には変わりますよ。変わるんですけど、たとえばPremiere の表示解像度を落としたりとか、ディスクスペースの運用をいろいろ工夫することで、HDと4Kの操作感をほぼ一緒に持っていくことができるというのが僕らの考えです。
ただし、レンダリングは全然スピードが違います。AVCHDなんかはレンダリングがすごく早くて、お茶を飲んでいたら終わりみたいなところがありますが、4Kの場合は一眠りしてからでないと終わりません。
それからREDはマルチストリームになると動かなくなるので、マルチカメラで撮る時はHDで割り切ってやっています。そういう風に工夫して、4KとHDの棲み分けを考えればいいんじゃないかと思います。
思い通りに仕事をするには道具から作った方がいい
──コンピュータは何を使っていますか。
江夏 Macをメインに使っていた時期もあるんですが、思い通りに仕事をするには自分で道具から作った方がいいと思って、2005年頃からずっと自作のWindowsマシンです。グラフィックスカードはこれにしたいとか、何か拡張カードを差したいとなった時に、Windowsのほうがコストパフォーマンスが良かったりとか、自分の思いどおりにできるところが魅力的ですね。
Macを使うのはProResのエンコードが必要な時と、撮影現場にMacBook Proを持っていくときぐらいで、それ以外はWindowsです。ほとんど僕が自作したマシンばかりですが、1台だけHP Z800があって、最近もう1台HP Z820を導入したばかりです。
──最初にHPのマシンを使ったのは?
江夏 はっきり覚えていますが、2010年の6月のことです。16分ぐらいのフルHDの3D映像という、わりと大掛かりな仕事をやることになって、After Effects CS4でガンガン作り込んでいたんですけど、コンポジションがものすごく膨大になっちゃったんですよ。いよいよ納期が近づいてきたのでレンダリングしようと思ったら、時間が「2日間」と表示されてしまって、これは間に合わない、まいったなと。
ほとほと困ってアドビのAfter Effects 担当の方に相談したら、「次のバージョンのCS5が入ったマシンが手元にあるので使ってみてください」というありがたいお話をいただいて、それで送られてきたのがHP Z800だったんです。CS5で64bit OSに対応して処理速度が速くなったということもあって、14時間でレンダリングが終わって、なんとか納期に間に合ったんです。
僕にとっては「おお、Z800だ」みたいな感じで憧れのマシンだったし、実際に使ってみたら本当に噂どおりの堅牢なボディだったので、納品後にすぐZ800を導入しました。今まで長い間マシンを自作してきたから分かるんですが、筐体を開けた時に「こんな美しいマシンはないな」と思うぐらい、本当によくできているんですよ。デザインもいいし、どんな拡張カードでも動かせるし、今までの自作マシンでは手の届かないところにあるものだと思いました。価格もみんな高いって言うんですけど、僕は安いと思いますよ。この筐体の内容で、これだけのマザーボードで、もちろん電源も工夫されていますし、そういうのを見るとすごいなと思います。
Z820はその2年後、NAB 2012の会場でお披露目されたんですが、他の人が新しいカメラの発表でわーわー騒いでいる時に、僕はHPのブースでZ820を見て、それが一番衝撃的でした(笑)。いつか欲しいなと思っていたんですが、今回ようやく憧れのZ820をようやく手にしました。
HP Z820を核にした4K映像編集システム。江夏氏自身がZ820をカスタマイズしている。
──電源やマザーボードは自作マシンとは違うんですか。
江夏 結局パフォーマンスの違いはわからないですけど、自作だと組み合わせによってうまくいかないことがあって、たとえばUSB3.0のスピードが出ないとか、そういうことも起こります。でもZ820はマザーボードなどの基本パーツが完組みでできているので、そういう心配はない。
Z820は世界的に動画のユーザーが使っているというのが証というか、買って間違いない1台だと思います。よくMacかWindowsかって比較されるんですけど、もっと正確に言うとMac ProかZ820か、結局そういう選択肢になるんですよね。Windowsの中でハイエンドの動画編集だったらZ820しかないんじゃないかと思います。これは僕の意見というより、NABの会場を見わたすとどのブースにもZ820が並んでいて、僕もそれを見てZ820を信頼しているわけです。
──江夏さんのZ820の構成は?
江夏 CPUは2.6GHz・6コアのデュアルプロセッサーで合計12コア、メモリは48GB、グラフィックスはELSA製のNVIDIA GeForce GTX 780 Tiです。グラフィックスもハイエンドにして、CPUのコア数やメモリを増やせば、もっとすごいマシンを作れるんですが、僕はそういう100点を狙う高価なマシンよりも、コストパフォーマンスを狙って90点ぐらいだけど値段を安くする方を選びました。
Zシリーズは注文する時にグラフィックスカードなしというモデルも選べるので、今回はそれを購入して、7〜8割ぐらいはZ820をベースにして残りの構成を自分で考えています。
江夏氏のZ820の内部。左下にGeForce GTX 780 Tiのカードが見える。その上には水冷クーラー付きのプロセッサーが2つ並んでいる。
4Kマシンで重要なのはディスク構成とグラフィックス
──残りの構成について、もう少し具体的に教えてください。
江夏 マシンパワーも大事なんですが、僕の考える仕組みというのはハードディスクなどのディスクスペースにそれぞれ役割を与えて、データを分散することでパフォーマンスを上げるということなんです。カギはそこにあると思います。
まずOSとアプリケーションを入れておくシステム用のディスクスペースは、絶対にそれ専用で確保する。そこには他のデータはまったく入れません。それからデータフィールドとキャッシュフィールドを分けています。データフィールドというのは動画ファイルやプロジェクトファイルなどを置くところで、キャッシュフィールドというのはPremiereやAfter Effectsのキャッシュファイルを置くところ。4Kを扱うのでデータフィールドは大容量が必要で、キャッシュフィールドは読み出しが頻繁に行なわれるので速度が必要です。
それぞれのディスクスペースの役割によって、一番大事なのは容量なのか速度なのか違うし、どの程度まで安全性を確保すべきかも変わってきます。まずシステム用のディスクはスピードも安全性も確保したいので、インテル製のデータセンター用SSDにしています。キャッシュフィールドもやはりスピード重視ですが、安全性はそこまで考えなくてもいいので、高価なデータセンター用ではなく、一般の安価なSSDを選んでいます。
それに対してデータフィールドはなるべく大容量のハードディスクで、しかも堅牢かつ速くするという、ちょっと欲張った場所にする。アプリケーションは飛んでもまた再構築すればいいんですが、データが飛んだら終わりですから。SSDはいまだにちょっと信用していないところがあって、2台のハードディスクを入れてRAID 0を組んでいます。本当は4台でRAID 0とかRAID 5を組む方がいいんですが、Z820の拡張ベイにはそんなに入らないので2台にしています。
データフィールド用のハードディスク。2台でRAIDを組んで安全性を高めている
江夏 ハードディスク自体は「ニアライン」向けの3TBを選んでいます。「ニアライン」とは、サーバー向けストレージのようにいつでも素早い応答性を求められる「オンライン」と、必要なときに接続すればいい「オフライン」の中間を指す言葉で、一般的なハードディスクよりも価格は高いけれど、安全性もかなり高くなります。
──なるほど、肝はディスクスペースの運用なんですね。
江夏 今回、CPUは6コアのデュアルなんですよ。Z820は8コアとか12コアのデュアルも選べるので、そこにお金をかける人が多いんですけど、僕はそうしない。なぜかと言うと、動画の編集ではCPUはレンダリングスピードに一番効くんですが、2時間のレンダリングが1時間半になったところで休憩時間が増えるぐらいにしかならない。それよりもその場その場の瞬発力できちっと4Kが表示されるというのが大事だと思うんです。
僕個人のプライオリティで言うと、一番大事なのがグラフィックスカードで、その次がメモリで、最後にCPU。もちろんディスクスペースの分散がきちんとできているというのが大前提になります。ディスクの問題はそれぐらい重要なことじゃないかなと思っています。
──グラフィックスカードが一番重要とは意外な感じですが。
江夏 今回の特徴はGeForce GTX 780 Tiというグラフィックスカードを導入したところです。グラフィックスカードで重要なのがCUDAコアの数で、CUDA演算は映像処理には欠かせないですね。特にAfter EffectsとかPremiere ProはCUDAを使って高速処理しているので、スペックが性能にダイレクトに反映されます。
ハイエンドのQuadro K6000はCUDAコアの数が2880あるので、本当はこれが一番いい。でもK6000は60万円もするのでなかなか買えない。そこに現れたのがGTX 780 Tiです。CUDAコア数がK6000と同じで、値段は10万円前後。これをぜひ使いたいということで、今回の設計が始まってるわけです。PremiereとかAfter Effectsを使う場合は、CPUの速度を上げるよりもCUDAコアの数を増やしたほが、作業中の瞬間的なスピードは上がるんじゃないかと思います。
左:NVIDIA GeForce GTX 780 Ti。作業用モニターに映像を出力するほか、GPU高速処理の働きをする。
右:Blackmagic Design DeckLink 4K Extreme。このカードと4Kモニターを接続し、4K映像を再生する。
──メモリについてはどうですか。
江夏 メモリを増やすとRAMプレビューや、再生エンジンのMercury Playback Engineにも影響してくるので、やっぱりCPUが速いよりもメモリをたくさん積んだほうがいいかな。今のスタンダードは32GBだと思いますが、今回はがんばって48GBにしました。今、4Kフル解像度でAfter EffectsのRAMプレビューが16秒くらいですね。これはちょっと物足りないかなと思うんですけど、4KフルでRAMプレビューすることはほとんどないので、ちょっと我慢しておこうと。
とにかく今回はCPUのコア数やメモリよりも、CUDAコア数に重点を置いてシステムを組みました。そのおかげでコストパフォーマンスの高い4Kのマシンができたと思っています。
──CPUとメモリの関係がよくわからなかったんですけど、今の話を聞いて大体わかりました。
江夏 もちろんCPUはすごく大事なので、僕はXeonを絶対選びますね。レンダリング中は2時間でも3時間でもずっとCPUが動くわけですよ。Xeonはサーバー用に設計されているので、CPUがずっと動いている時にちゃんと温度の管理をして、パフォーマンスが落ちないようになっているんです。
Core i7も最近Haswellになってからすごく速くなりましたが、あくまでも瞬発力の話で、持久走になった時にXeonの力はすごい出てくると思います。今回Z820のプロセッサーは水冷式にしているんですけど、そのおかげもあってXeonの能力が落ちないですね。
4Kを難しく考えすぎないで、一眼レフから始めることもできる
──Z820を導入して1週間が経つそうですが、実際に使ってみてどうですか。
江夏 最近Blackmagicの4Kカメラを導入しました。ProResで撮れるところが気に入ったのと、筐体がREDに比べて軽くて小さいので、ここのところ出番が増えています。必然的にZ820のデータフィールドに入ってくる素材は多くなっていますが、すごく安定していますね。Z820にして本当に良かったと思います。
このカメラの値段は30万円ぐらいなので、本当に誰でも気軽に4Kが撮れる時代になったなと感じます。でも、そのときに気をつけないといけないのが、データ量のことです。
4KはよくHDの4倍の解像度と言われますが、必ずしもデータ量は4倍とは限らない。なぜかというと、4KのコーデックはHDのコーデックより画質を優先しているので、4倍以上のデータ量になるんです。たとえばAVCHDに比べると、ProResの4Kというのはだいたい25倍から30倍近くのデータ量になります。これがRAWだったら100倍ぐらいにもなる。そこを見間違うと後で大変な目に遭うので、コンピュータや4Kの最新トレンドを取り入れて環境を構築するのがいいと思います。
マリモレコーズで導入したばかりのRED EPIC DRAGON。
──6KのRED EPIC DRAGONも最近導入されたんですよね。このカメラはどう使うつもりですか。
江夏 いや、まだわからないですね。僕らとしてはDRAGONにするか、EPICにするかでかなり悩みました。本当は5KのEPICで十分なんですが、僕らはずっと2008年からREDのカメラでやってきているので、とにかく新しい世界に飛び込んでみようと、最終的にはDRAGONを選びました。これから4Kが普及していくという今のタイミングでDRAGONを所有するということは、6年前に何も分からないまま4Kを始めたときと同じだと思うし、このカメラを1つの指針とすれば他のカメラの良さもわかるだろうし、REDの良さももっとわかるんじゃないかなという気がします。
──これから4Kが本格化すると、カメラもどんどん新しいものが必要ですね。
江夏 いえ、そうとは限らなくて、手持ちの一眼レフでも4K映像は作れます。スチルの解像度はだいたい横4000ピクセル以上あるので、インターバル撮影した写真を重ねれば4Kのタイムラプス映像ができるんです。
──それは面白そうですね。
Beyond the Blue - 4K time lapse -
江夏 この映像は一眼レフで撮っていますが、実はノウハウが詰まっていて、スチルのRAWデータを使うところがポイントです。それをAfter Effectsで読み込んでいるんですが、After Effectsのすごいところは連番のRAWファイルを動画として読み込めるところ。
連番の最初の1枚を選択して読み込んで現像パラメータを設定すると、それが他のファイルにも自動的に適用されるという仕組みです。タイムラプスはJPEGでやる人が多いんですが、このようにRAWでやるとびっくりするぐらいきれいな映像が作れます。
タイムラプス映像の編集にはAfter Effectsを使用。一連の連番画像を読み込むには、「Camera Rawシーケンス」にチェックを入れて最初の1枚を選択する。
するとCamera Rawの画面が開くので、各種パラメータを設定する。この設定が他の画像にも適用される。
江夏 4K映像だから4Kカメラを買わなきゃいけないということはなくて、こういうタイムラプスという技法を使えば、手持ちの一眼レフでも4K映像が作れるんです。あまり4Kを難しく考えすぎないで、そういう身近なところから始めるのもいいんじゃないかと思います。
結局大事なのは、もっと機材について知るっていうことだと思うんです。カメラだってコンピュータだって、自分が乗っているクルマと同じなんだから、なにか問題があったときは自分で対処できたほうがいいし、そのためにはメモリやCPUについて知っておいた方がいい。
マリモレコーズでは技術打ち合わせといって、みんなで集まって技術に関する情報交換や意見交換をやっています。もちろん作品は内容が一番大事なんですけど、でも技術的な引き出しとして何があるかを知っておくことが、特に4Kになった場合はすごく大事だなと思います。
撮影:坂上俊彦
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- 新しいHP Workstation Zシリーズは以前より圧倒的にパワーアップしている
- 次世代の4K映像制作に必要なマシンパワーが最大の魅力
- 一眼ムービーの撮影現場で簡単な動画編集がサクサクできる
- スタジオでのティザー撮影やRAW現像の速さは驚異的だ