2017年02月01日
受賞者、審査員をはじめ表彰式の参加者。ソニープロフェッショナルムービーアワードのWebサイトはこちら
ソニーが主催する映像作品コンテスト「ソニープロフェッショナルムービーアワード」の受賞作品が決定し、1月27日に上映会&表彰式が開かれた。このコンテストは昨年の9月から11月まで「感動」をテーマにした2分以内の実写映像を募り、応募作品の中から審査員が優秀作品を選出するというもの。応募総数は259作品、審査員は映像作家/株式会社マリモレコーズの江夏由洋、映像クリエイター/フォトグラファーのカツヲ、映画監督/脚本家の熊澤尚人の3氏が務めた。
グランプリを受賞した長濱さんには副賞としてXDCAMメモリーカムコーダー PXW-FS5Kが贈られた。
グランプリは長濱えみなさんの「君が、教えてくれたこと。」が受賞した。主人公の男性がインタビューに答えて「妻が妊娠して11週目で2つのことがわかって、一つめは99.9%の確率で女の子、二つめはお腹の中にいる女の子は左足がない四肢欠損」と語る。そこから仲睦まじい夫婦や、産院での様子、生まれてきた赤ちゃんを祝福する家族など、優しく美しい映像へとつなぐ。「自分が今何を持っているかって見るほうが絶対幸せになるし、何かがないからなんでやと思うのは絶対幸せにならない」「足がないから何ができるんやっていうのを考えてほしい」と語る男性の言葉が心に残る。
長濱えみなさん
準グランプリはHappilmさんの「響子先生への家族授業」。教師である響子先生が、教室で生徒の席に座っている。彼女はこれから何が起こるのか知らない様子だ。そこへ「はい、授業始めます」と現れたのは響子先生の両親、兄弟、従姉妹たち。彼らが先生となって、彼女が小さい頃から今までの思い出をもとに授業をしていき、最後にこれから夫となる男性が登場。彼は今日の授業のまとめのテストを行なうというが、さて、そのテストとはいったい 。テレビのバラエティー番組のような構成と感動的なブライダルビデオの要素をうまく組み合わせて作られた、心温まる作品だ。
Happilmさん
笹本正喜さん
百野健介さん