【ワインボトル撮影のポイントとアイデア】
「ガラス瓶の光沢感」「瓶の立体感」「液体の透明感」「前面のラベルの描写」
「色のある瓶、液体の正確な色再現」「切り抜きカットのエッジ表現」などが、
ワインボトルや洋酒などの商品撮影、切り抜きカット撮影のポイントです。
基本的なライティングは3灯。
メインライトはラベルの部分が明るくなるようにトップやや手前から入れます。
サイドからのハイライトは、通常、ボトルの左側に縦長に入れ、光沢感を出します。
背景はアクリルボードをセットして、その後ろからライトを入れ、透過光で瓶の内部を明るくします。

ワインボトルの基本ライティング
トップ、サイド、背景(バックライト)3灯、「白バック」の基本ライティング。
背景を飛ばす場合、ボトルと背景の明るさ比はボトル1:背景2〜2.5(ボトルf11適正の場合、背景f16.5)。

片面マットのアクリルを使うと、手前のライトが映り込まない。

ラベル下側が暗くなってしまう場合、ボトル手前にレフ板を入れる。
トップライト(メインライト)がサイドライト(ハイライト)の
グラデーションに影響するので黒ボードでカットする。
切り抜き写真の「黒締め」のポイント

商品の形に切り抜いた黒ケント紙などのボードで
余分な光の回り込みをカットして(黒締めして)、エッジを出していく。
黒ボードは真横に入れない

上図のように斜めにするとシャドーが細くなる。
黒いボトルの肩のハイライトは後からレタッチで消す方が簡単

肩の部分にハイライトが必ず映り込んでしまう。
左:赤丸部分がトップライトのハイライト。ハイライトをなくそうとすると、
トップライトがボトルよりも奥に行ってしまい、ラベルを明るくできない。
レタッチで消す方が簡単。
右:ハイライトを消して完成。作例のように黒ボトルの階調のない部分ならば、
ハイライトは簡単に消せる。
黒川隆広
くろかわ・たかひろ/amanaにて、30年間、商品撮影を中心に活動。2016年退社後、アライアンス社員として連携。現在は大手ECサイト商品撮影講座講師、写真の学校特別講師他、セミナー、イベントなどで写真の学びの場を提供。プロからアマチュアまで、また企業から個人向けまで、プライベートレッスンも受け付けています。
kuro1868@icloud.com
LINE ID:kuro390714
黒川隆広「商品撮影」基礎レッスン ReEdit バックナンバー 一覧
04 円形のカラーサンプル撮影方法/同じ形の「こぼれカット」を撮る
10 ライティングが上達するコツはモノクロで確認すること/写真を見るときの背景色に注意
12 クリップを使い、小さな被写体を斜めにセットする/耐震マットで小物を吊して撮影
13 指輪の背景にシルバーマットを使う/ビーズクッションを背景として利用
14 スープの具材を液面に並べる/被写体を傾け真俯瞰のアングルをつくる

PART1では、上村窓、ヨシダキヅク、小見山峻、佐野円香の4名が、それぞれの作品を通して“新時代の自然光ライティング”を解説。PART2では中野敬久が俳優 宮﨑優を撮り下ろし、自然光撮影の実践テクニックを紹介します。自然光のメリット・デメリットを理解し、ポートレイト撮影の幅を広げたいフォトグラファーに向けた保存版特集。
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12月に発売された志尊淳アニバーサリー写真集「final」。撮影を担当した映画監督・映像作家として活躍する柿本ケンサクと、俳優・志尊淳による対談企画。写真集『final』の撮影背景、テーマ設定、ビジュアルづくりの裏側を語り合う。2人だからこそ語れる、創作への向き合い方や撮影現場の空気感が詰まったインタビュー。
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