【ハーフミラーによる反射物の平面撮影】
鏡面加工された平面のパッケージを正面、または俯瞰で撮影する際、
商品にカメラが映り込んでしまう場合があります。
そこで「ハーフミラー」という技法を使って撮ります。
カメラを商品の正面に構え、
透明度の高いガラス(もしくはアクリル板)をカメラ前、斜め45度にセット。
カメラから90度の位置にライトを置き、
ディフューザー(乳白アクリル)越しにフラットな面光源をガラスに向けて照射します。
ガラスがその光を商品側に反射して、カメラ側は暗いままなので、商品にカメラは映り込みません。
コインなどの撮影もハーフミラーを使う。ここでは金色のコインを
黒のハイミロン(光の反射率が低いベルベット風起毛布)の上に置き、
定常光2灯で俯瞰撮影。ガラス板の代わりに透明アクリル板を使用している。
黒川隆広
くろかわ・たかひろ/amanaにて、30年間、商品撮影を中心に活動。2016年退社後、アライアンス社員として連携。現在は大手ECサイト商品撮影講座講師、写真の学校特別講師他、セミナー、イベントなどで写真の学びの場を提供。プロからアマチュアまで、また企業から個人向けまで、プライベートレッスンも受け付けています。
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黒川隆広「商品撮影」基礎レッスン ReEdit バックナンバー 一覧
04 円形のカラーサンプル撮影方法/同じ形の「こぼれカット」を撮る
10 ライティングが上達するコツはモノクロで確認すること/写真を見るときの背景色に注意
12 クリップを使い、小さな被写体を斜めにセットする/耐震マットで小物を吊して撮影
13 指輪の背景にシルバーマットを使う/ビーズクッションを背景として利用
14 スープの具材を液面に並べる/被写体を傾け真俯瞰のアングルをつくる
コマーシャル・フォト 2024年11月号
■特集「アーティストを撮る!」
フォトグラファー shuntaroが率いるbird and insectが JO1メンバー11名をそれぞれのテーマで撮り下ろす。インタビューでは今回の撮影テーマや撮影設計、アーティストを撮影することについて語ってもらった。撮影メイキングと共に、ライティング解説も。JO1メンバーへのインタビューも掲載。
特集内では、ライブ撮影やアーティスト撮影を行なうフォトグラファー4名を取材し、様々な音楽写真をインタビュー記事と合わせて紹介する。
三吉ツカサ/岡田裕介/神藤 剛/笹原清明
■別冊付録 CM・映像ディレクターズファイル2024-2025
CM・ミュージックビデオ・Webムービー・映画などで活躍する719名の映像ディレクターの仕事とプロフィールを紹介。 CM業界関係者必携の一冊。
■連載撮影を楽しむスペシャリストたち 中野敬久
Vol.13「木村和平の作風を構成する要素
■連載Create My Book -自分らしいポートフォリオブックを作る- Vol.3
「ドラマチックを生み出す魔法」 金村美玖
ほか