CINEMA EOS SYSTEM

EOS C300制作事例「アサヒビール クリアアサヒ テレビCM」

アサヒビール クリアアサヒ 打ちアゲ篇

img_products_cinemaeos06_03.jpg 「DSLRでマルチ撮影をしている時は約40分でボディが熱くなってしまい、休ませながら使っていました。C300はそういうことをまったく気にせず、電源入れっぱなしでも撮れます。電源の立ち上がりも早いし、感度が上がっているので薄暗い場所でもそのまま撮れる。ありがたいカメラですね」(イジマカオル)

企画制作=博報堂+博報堂プロダクツ ECD=木村透 CD=内山正浩 Pl=高橋律仁・秋山貴広・小林佳弘 CPr=茂木敦 Pr=柳瀬誠 Dir=守本亨 P=イジマカオル L=町田勇二 A=堀江あすか・小谷直美 CG=板野満宏 ST=堀井香苗・宮崎真純・三島和也・大橋貴志 HM=田中大作・中谷圭子・晋一朗・岡田典子 Crd=馬場雄作 料理ST=菊池将伍 Cas=馬塲貞光・穴田知也・鈴木長英・増川朗・松原慎太郎 MP=バックスラッシュ+タイスケ+ヒッツコーポレーション SE=小林範雄 ED=渡辺勝郎/佐藤仁 MA=森浩一 PM=吉田大介・横田祐介・尾竹仁

C300を6台同時に使用して臨場感のある絵を作り上げる

タレント3人が、それぞれ生活していく中で起こる様々なシチュエーションを同時進行で描いていくアサヒビール クリアアサヒのCM。ドキュメンタリータッチで臨場感のある絵作りが特徴だ。

このCMは複数台のカメラを同時に回すマルチカメラの手法で撮影されている。撮影は原則的に1シーン1回。出演者にそのシーンの背景を理解してもらったら、すぐに本番。そのまま30〜40分撮りっぱなしだ。メインのタレントの表情、その場の雰囲気や共演者のリアクションを6台のカメラでもれなく押さえていく。制作サイドにとっては効率的だし、出演者は気持ちを切らさずに流れに沿っていけるので演じやすいが、その分入念な準備とセッティングが求められる。

当初はデジタルシネマカメラをメインにDSLRをサブ機として撮影していた。この撮影は設定によって「手持ち」や「三脚」の位置や数を臨機応変に変えていく。その上、機動性や使い勝手、異なるカメラの色調整にも苦労していた。そこでカメラをEOS C300に統一して撮影(Canon Log収録)することで、これらの問題点はほぼ解決し、撮影に専念できるようになった。

Interview イジマカオル

高いクオリティとコンパクトさと機動性 C300はまさに理想的なカメラです

マルチカメラ撮影にC300を選んだ理由とは。撮影のイジマカオルさんに聞いた。

img_products_cinemaeos06_04.jpg いじま・かおる
ファッションや広告写真のほか、化粧品・車・食品等のCMの撮影も多数行なっている。

イジマ DSLRはムービー撮影時にフォーカスが見づらいなど、撮っていてフラストレーションがたまるんですね。一方、デジタルシネマカメラもファインダーやレンズなどをつけていくとどんどんごつくなってしまう。フィルムでムービー撮っていた頃から手持ちで撮るのが好きだったので、三脚でアングルが固まるのも不満でした。「クオリティの高さとコンパクトさ、機動性が一緒になったカメラがなぜないんだろう」と思っていたところにC300が登場した。実際に使ってみたらまさに僕の求めていたカメラだったのですよ。この撮影でもデジタルシネマカメラで撮ってもサブのDSLRの絵に合わせていた。それを思えばCanon Logで収録することで格段に良くなりました。

──台数はどう決めているのですか。

イジマ 出演者の人数とシーンの状況ですね。だいたいワンシーン3人から6人なので、そのぐらいだと6台。メインキャスト3人が同時に登場した際には12台のカメラを使ったことがあります。

──6台のカメラの「手持ち」と「三脚」はどう組み合わせているのですか。

イジマ 混在していることが多いですね。すべて三脚でということはないですけど、すべて手持ちということはあります。

マルチカメラを使うようになったのは、演出家、守本氏の「出演者にカメラを意識させたくない。演技の自然な流れを壊すことなく1テイクで撮ってしまいたい」という意向からです。

長玉を多用するのもカメラを近くに感じさせないようにしたいという守本氏の狙いがあります。

──ご自身で撮ることもあるのですか。

イジマ マルチカメラはそのバランスが大切だし、僕が撮っているとほかのカメラの映像がわからない。最近はマルチ画面に分割したモニターで6台の絵を見ながらインカムで指示をしていくことの方が多いですね。アップばかりだとか引きばかりではマルチにする意味がないですから。最近はかなり事前に決め込んでいくようになりましたが、それでも話の流れによって、アングルやレンズのセッティングを変えることもよくあります。

C300は僕にとっても理想的なカメラが見つかったと思っているし、こんなにC300にぴったりの使い方をしているチームはほかにないと思いますよ(笑)。

クリアアサヒ×C300マルチカメラの基本フォーメーション

img_products_cinemaeos06_05.jpg 「オペレーターには『自分のアングルにこだわらず、ほかのカメラが写らないいいアングルを探せ』と指示しています」(イジマ)

C300は表現の幅を広げてくれる最高の1台

守本 亨 (CMディレクター)

生活って、ちょっとしたことで、幸せを感じたりしますよね。そんなとき、ほら、あなたのテリトリーに、冷えたクリアアサヒがあると…もっと。なんて普通のことを、すばらしくチャーミングでウィットにとんだ、3人のキャストとその隣人のみなさんにウキウキわくわくなテーマ曲に乗せて体現してもらっています。


このシリーズでは、キャストのみなさんにフレーム内で予定演技を演じてもらうというよりも、まさにシーンとして、幸せを体現してもらっているつもりです。なので、一度限りの「自由に感じる彼ら」を捉えるのに、1台のカメラでは引き絵しか撮れなくないし、おいしそうな飲みシーンもアップで撮れなくなってしまいます。フレームではなくシーンを捉える。そこがこのシリーズにおけるマルチカメラの必然性です。


以前から、フィルムからビデオへの転換を模索してきましたが、C300はひとつの選択肢として、表現の幅を広げてくれている、ありがたい最高の1台だと思います。まだ過渡期だとは思いますので、これからの開発にも期待しています。


協力:キヤノン(株)・キヤノンマーケティングジャパン(株)
CINEMA EOS SYSTEM ホームページ canon.jp/cinema-eos


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