キヤノンEOS Rシステムの世界

吉田多麻希|動物検出機能と高感度性能でウルフドッグの躍動感を捉えた

仕事撮影やパーソナルワーク撮影でもEOS R5を活用している吉田多麻希さん。ネイチャーフォトとは異なる視点で動物写真を撮影し続けている吉田さんに、雪の中でのウルフドッグを撮り下ろしてもらった。

※クリックすると写真が拡大表示されます。

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RF24-70mm F2.8 L IS USM 1/500秒 f6.3 ISO1250

──EOS R5の動物検出機能を使って2頭の狼を撮り下ろしていただきました。今回の撮影コンセプトは?

吉田 動物の躍動感を捉えたかったんです。動物の中でも、動きが大きくダイナミックな絵を狙えるウルフドッグを被写体に選びました。雪景色の白い世界の中での白っぽい毛並みと黒色、2頭の色の対比も狙って、グラフィカルに仕上げています。

レンズはRF24-70mm F2.8 L IS USMとRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMを使用しました。RF24-70mm F2.8 L IS USMでは、比較的近い距離から迫力あるポートレイト的なカットを、RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMでは距離をとって2頭が走り回る様子をそれぞれ撮影しています。

長玉レンズで動きを追いかけること自体が難しいのですが、EOS R5の動物検出機能は、ウルフドッグがとっさに走り出す瞬間もしっかりとキャッチしてくれました。

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──撮影はどんなシチュエーションでしたか?

吉田 たまに光が差しこむことはありますが、基本的には曇り空でした。山間部の開けた場所で彼らが自由に走り回る様子を撮影しています。

RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMも北海道で撮影した時も手持ちで撮影しています。この長さのレンズを手持ちなんて以前なら考えられませんでしたが、このレンズは軽く扱いやすいですね。

一般的な長玉レンズは重量があるので、時間が経つにつれてレンズを手で支えるのがしんどくなってブレることが多かったんです。でも、このレンズは手持ちでも充分対応できますし、ボディとレンズどちらも手ブレ補正機能がしっかりと効いてくれるので、ストレスなく撮影に集中できました。


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RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/2000秒 f7.1 ISO1250

吉田 動物を撮る時は毛並みまでしっかりと捉えたいので、絞りもある程度確保しておきたいし、今回は特に躍動感をテーマに動きを撮りたかったのでシャッタースピードを担保するためにISO感度を上げて撮影しています。 EOS R5の高感度性能には特に信頼を寄せていて、安心できるのでチャレンジできました。


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RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/20秒 f6.3 ISO25600

吉田 以前、北海道・野付半島で日没後、鹿を撮ったことがあったんです。空にほんのり明るさが残っている状態で、シャッター速度を担保するためにISO感度25600まで上げて撮影しました。良い条件ではないのでノイズは出ているものの、フィルム時代では考えられないISO感度数値なのにこれほど描写できることが驚異的でした。

薄暗がりの状態で距離も離れているのに、動物検出機能も全く問題なく働いてくれて目にしっかりとフォーカスがあっています。この北海道での撮影でEOS R5の高感度性能を実感できました。


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RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/2000秒 f7.1 ISO1250

吉田 その経験があったので、今回のウルフドッグの撮影でも安心して撮影をすることができました。ジャンプの瞬間は、シャッタースピードを1/2000秒まで上げて、絞り値7.1。そのためにISO感度を1000〜1250まで上げていますが、撮影後データを拡大表示してみても、他のカメラに比べて圧倒的にノイズが少ないです。

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RF24-70mm F2.8 L IS USM 1/500秒  f6.3 ISO1250


──ウルフドッグの毛並みや黒毛のディテールも出ています。

吉田 撮影後データを拡大してみても、毛一本一本が本当に綺麗に撮れています。ボディの柔らかな毛や、背中のあたりのしっかりした硬い毛、雪で濡れた足…と毛並みの違いがはっきりとわかるのも描写力のおかげですね。思わずフッと触れてしまいそうになるほど、質感をリアルに表現してくれています。普段ウルフドッグを見慣れた私も、EOS R5で撮影した写真を通して一頭のウルフドッグにいろんな種類の毛や色があることに気がつきました。

特に黒色のウルフドッグは、目の周りの輪郭が見辛いくらい黒色が濃いんです。黒潰れしそうな箇所も、ディテールまでしっかりも出ているし、瞳AFの精度が高くピントを合わせ続けてくれるので、彼らの豊かな表情も表現できました。

最近では仕事の撮影でEOS R5を使うことが増えましたね。現場によってはテイク数を重ねられない撮影や光が少ない曇天で撮影することもあります。そんな現場でもEOS R5は安定したクオリティを保ってくれる。安心して使用でき手放せない存在になっています。

吉田多麻希(よしだ・たまき)
六本木スタジオ勤務を経て、秦淳司氏に師事。2007年独立後、広告を中心に活躍中。

主な仕事:KANEBO「I HOPE KANEBO」/トヨタ自動車「 GR YARIS」(ADC New York photography部門金賞、ADC賞受賞/2021)/COMME des GARÇONS「SEIGEN ONO」(ADC賞 グランプリ/2019)ほか 多数。

https://no-2.co.jp/

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EOS R5
約4500万画素35mmフルサイズCMOSセンサーと映像エンジンDIGIC Xを搭載。静止画での常用ISO感度は100〜51200を達成した。デュアルピクセルCMOS AF IIによってAF性能が大幅に向上。人物の瞳・顔に加え、頭部検出も可能に。映像エンジンDIGIC Xにより、最高約20コマ/秒の高速連続撮影(電子シャッター時)やカメラとレンズの協調により、最高8.0段の手ブレ補正効果を実現。


製品の詳細:https://cweb.canon.jp/eos/your-eos/product/eosr/r5/


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