2022年06月28日
キヤノンフルサイズミラーレス機を使うのは初めてという刑部信人さん。 EOS R5とRFレンズで、日本の休日を写したシリーズ作品『HOLIDAY』の新作を撮影してもらった。
※クリックすると写真が拡大表示されます。
──撮影テーマを教えてください。
刑部 僕の作品の中に、公園や動物園、各地で開かれるイベントなど、休日を過ごす人々を撮影した『HOLIDAY』というシリーズがあります。 今回はその延長線上にある作品として撮影しています。
コロナ禍では、人が外出して一箇所に集まる機会が減ったので撮影することが難しい日々が続きました。最近になってようやく、マスクをつけながらでも外出する人が増えてきたことや、僕自身が今年の3月に東京から佐賀へ移住したことあり、前作とは違った環境で撮影できる環境にも恵まれて、このタイミングで改めて撮り始めたいと思っていたんです。
前回写真集『HOLIDAY』(FOIL刊)を発表してから時間も経っていたし、この機会に日本の休日の風景を撮影しようと思いました。
写真集では10年間、日本各地で撮りためた写真を一冊にまとめましたが、今回は住み始めたばかりの佐賀を中心に、隣接する県で撮影しています。
コロナによって私たちの暮らしは変わりましたが、休日を過ごす様子は大きくは変わらないですよね。
──普段使っているカメラは?
刑部 仕事ではEOS 5D Mark IVかEOS 5Dsを使うことが多いです。解像度が必要な時はEOS 5Ds、解像度より機動力が必要な場面ではEOS 5D Mark IVと、撮影内容によって使い分けています。
作品は全て中判ミラーレスデジタルカメラで撮影しています。キヤノンのフルサイズミラーレスを今回初めて使いました。
──EOS R5はいかがでしたか?
刑部 画質面では、EOS 5D Mark IVより格段に進化していますね。目が詰まっているという言い方が適しているかわかりませんが、撮影後、PCでデータを確認すると画質の密度がとても高いのがわかります。
EOS 5D Mark IVの美しさを保ちながら、5Dsの解像度を持っているような感覚です。急遽、想定していた出力サイズより大きさが必要になったときに解像度が足りなくてどうにもならない、なんて心配がなくなります。
EOS R5
約4500万画素35mmフルサイズCMOSセンサーと映像エンジンDIGIC Xを搭載。静止画での常用ISO感度は100〜51200を達成した。デュアルピクセルCMOS AF IIによってAF性能が大幅に向上。人物の瞳・顔に加え、頭部検出も可能に。映像エンジンDIGIC Xにより、最高約20コマ/秒の高速連続撮影(電子シャッター時)やカメラとレンズの協調により、最高8.0段の手ブレ補正効果を実現。
製品の詳細:https://cweb.canon.jp/eos/your-eos/product/eosr/r5/