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Photoshop|AIによる精密なオブジェクト選択、コラボレーション機能の強化などアップデート

Adobe Creative Cloudアップデート

newproduct_20221019_adobe_01.jpg進化したオブジェクト選択ツールで、髪の毛まできれいに選択可能(Photoshop)

アドビは、アメリカのLAとオンラインのハイブリッドで現在開催中の「Adobe MAX 2022」において、Adobe Creative Cloud主要アプリケーションのアップデートを発表した。アドビの人工知能AIエンジンであるAdobe Senseiを活用した精度とスピードの向上、チームで行うクリエイティブワークを効率化するツールやサービスなどが新たに発表された。

ここでは今回発表された製品アップデートの中から、フォト系アプリの主な新機能の一部を紹介する。

Photoshop

オブジェクト選択

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デスクトップ版の「オブジェクト選択」ツールがアップデートされ、空、建物、水面、植物、道路など、複雑なオブジェクトや領域を認識して選択できるようになった。選択範囲をより正確に認識し、髪の毛のディテールやエッジも保持できる。

web版では、これまで「コンテンツに応じた塗りつぶし」などを使って行っていた不要物を消す作業が、選択した状態からワンクリックで削除とその領域を埋める作業が完了する。

ニューラルフィルター:写真を復元

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夏にベータ版がリリースされていた「ニューラルフィルター:写真を復元」がweb版にも搭載。これまで困難だった古い写真のシミ、破れ、色あせの修復がワンクリックで完了。カラー写真でも可能だ。

レビュー用に共有(ベータ版)

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「共有」ボタンをクリックするだけで、プロジェクトのオンラインバージョンをメールやURLで共有できるコラボレーション機能。レビュアーはAdobe Creative Cloudの利用契約がなくても、ブラウザで確認できるプロジェクト上にピン、矢印、丸などを追加してフィードバックを行うことができる。すべてのフィードバックは、使用しているアプリケーション内に直接戻される。

「レビュー用に共有」機能は、まずAdobe Photoshop、Adobe Illustrator、Adobe InDesignで提供を開始し、追ってAdobe Creative Cloud全体に導入される予定だ。

Lightroom

マスク機能「人物選択」「オブジェクト選択」「背景選択」

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「人物選択」では、画像内のすべての人を選択することも、一人ずつ個別の人物だけを選択することも可能。より細かい部分を編集したい場合には、髪の毛、目、唇、眉毛を自動的に選択することもできる。

また、「被写体」および「空」に加えて、写真内の背景を自動的に選択し、調整を行うことができるようになった。「背景」マスクを使用してワンクリック選択を行い、編集コントロールを使用して背景のみを調整する。

アダプティブプリセット

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ポートレートに関する項目が追加。肌のテクスチャや歯など人物のパーツを自動で認識し、簡単に魅力的なポートレートを得ることができる。

コンテンツに応じた削除

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修復パネルの「コンテンツに応じた削除」ツールが進化。削除したい領域をドラッグすると、写真の他の部分から生成されたコンテンツで塗りつぶす。

アドビ




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