知られざる特殊分野の撮影/映像の世界

玄光社は12月17日、最先端の技術や発想が可能にした驚きの写真術を紹介する本「ワンダー・フォトグラフィー」を発売した。著者は写真関係の著書が多数ある久門易氏。本書は、同氏が月刊「コマーシャル・フォト」に連載している「特殊撮影見聞録」を、1冊の書籍として再構成したもの。

【本書の内容】
高度に発達した撮影技術は、自然科学の研究や医療、工業、エンターテインメントなど様々な分野で活用されている。小惑星探査機「はやぶさ」に搭載されたカメラ、飲み込んで小腸を撮影するカプセル型のカメラ、バルーンに一眼レフカメラを取り付けての空撮、−40℃の極寒地でのオーロラ撮影など、普段我々が目にすることのない驚きに満ちた写真はどのように撮影されているのか？ 特殊な撮影や映像に情熱を注ぐプロフェッショナルたちの仕事を探る。

ワンダー・フォトグラフィー

価格：1,260円 / 発売日：2012年12月17日 / 著者：久門易 / サイズ：21×15×1cm / ページ数：120ページ

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【掲載内容の一部】

• 1ショットで360度パノラマ画像を撮影「全方位ミラーシステム」
• 赤青メガネのアナグリフ方式でこれまでにない立体視を達成した「遠山式立体表示法」
• アメリカが開発、輸入されている暗視カメラ「アストロスコープ」の仕組み
• 球体型、360度全天球映像劇場の「シアター36○（さんろくまる）」
• ミサイル誘導技術をヒントに開発された飲んで体内を撮影する「カプセル内視鏡」
• 競馬、競輪、オートレースの着順判定で活躍する「スリットカメラ」の進化
• 小惑星探査機「はやぶさ」に搭載された「光学航法カメラ」
• 40年以上撮り続けられている西新宿の「定点観測写真」
• コンパクトデジカメと同じサイズで−20〜350度まで温度を可視化する「サーモグラフィカメラ」
• 独自の方式で立体感表現で地図業界に一大革命をもたらした「赤色立体地図」とは?
• 小型生物を化学的に透明にして標本化する美しき「透明標本」を撮る