2012年11月29日
Shuffleの人気連載「Photoshop オート機能完全攻略」を1冊にまとめた本「Adobe Photoshop オート機能完全攻略 CS6/CS5/CS4対応版」が9月26日に刊行された。内容は最新版のPhotoshop CS6に合わせて全面的に加筆訂正を行なっているが、Shuffle読者のために本書の一部を特別公開する。
手持ち撮影のズレにも対応
被写界深度の話からは外れるが、自動整列の機能を使った応用編をご紹介しよう。自動整列の機能は、時として手持ち撮影した写真もうまく重ねてくれる時がある(もちろん三脚使用が推奨なので、手持ちはお勧めではないが )。
以下の3枚は手持ち撮影でスナップしたものである。
元画像・3枚
この3枚のレイヤーを自動整列で重ねてみる。投影法のウィンドウを開き「自動設定」で実行してみると、あっけなくうまく重なってしまった。
前後のレイヤー表示をオン/オフして重なり具合をチェックしてみると、建物部分がほぼ完璧につながったことがわかる。
自動整列後の1枚のレイヤー
で、最終的に3枚の写真を同ポジションのレイヤーで重ねて何がしたいのかというと
仕上がりはこうである。
人の流れが絶えないので、複数の写真をレイヤーで重ね、上のレイヤーの人物部分を消すと下のレイヤーの壁が現れる。こうして床や壁など生かせるところだけを生かし、人物を消してしまったのだ。
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竹澤宏 Hiroshi Takezawa
1983年、フリーのフォトグラファーとして独立。以来30数年、いまだに業界の片隅に生息中。インテリアや物撮りを中心とした広告写真が主だが、雑誌の取材や執筆もこなせるオールラウンダータイプのフォトグラファー。
http://takezawa-lab.com/
https://www.facebook.com/TakezawaHiroshi
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