2022年08月08日
クオリティと効率を求められる商品撮影では、ちょっとした工夫やアイデアで、仕上がりを良くしたり、後処理を簡単にしたり、撮影を効率的に進めることができるのです。
Photoshopでハイライトを入れる
宝石の輝きや、時計のガラス面を表現するハイライト。
特にダイヤモンドリングは、ダイヤ周りのライトを1灯ずつ調整して透けたハイライトを入れるのは難しい。
Photoshopで後からのせる方が効率的です。
「後のせ」なのでハイライトのサイズや位置の変更は、ライティングで行なうよりも簡単にできます。illustratorでグラデーションをつけたハイライトを作ってもよいでしょう。
簡単なのは、白黒2トーンのレイヤー(ハイライト用マスク)を作り、「スクリーン」で重ねる方法。レイヤーの「不透明度」でハイライトの強弱を調整します。
写真左がハイライトなし。中央がハイライトを合成したカット。右がハイライト用素材。
ビニールパッケージの光沢感を出すのにもおススメ。極端な例ではあるが、上の作例は普通のコピー用紙を撮影して、ハイライトをのせ、光沢のあるインクジェットフォトペーパーのように仕上げたもの。左が撮影したままの写真。中央がハイライトを入れたもの。ややグレーに撮ってハイライトで白さと光沢感を強調する。
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- TIPS篇 33 スケールダウンした 風景を 被写体に映し込む
- TIPS篇 32 鏡面の被写体は シルバーペーパーを 床背景に使う
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- TIPS篇 31 ライティングで浮遊感を出すアイデア
- TIPS篇 28-30 テーブル面に映る壁の白かぶりを抑える
- TIPS篇 26-27 被写体を傾け真俯瞰のアングルをつくる
- TIPS篇 25 スープの具材を液面に並べる
- TIPS篇 24 ビーズクッションを背景として利用
- TIPS篇 23 背景シートを使ったテーブルトップ撮影
- TIPS篇 21-22 耐震マット、クリップを使った被写体の固定
- TIPS篇 19-20 指輪の背景にシルバーマットを使う
- TIPS篇 15-18 黒バックで 商品を浮かせて 撮る時のポイント
- TIPS篇 13-14 色にごまかされない被写体の観察
- TIPS篇 12 骨白アクリルの背景で影に色をつける
- TIPS篇 11 撮影素材から ハイライトを拾い 合成する
- TIPS篇 10 ハイライトの 後のせ合成
- TIPS篇 08>09 エンボス加工のライティング、ペーパーを丸めて背景を暗くおとす
- TIPS篇 06>07 ハーフミラーとツヤ消しスプレー
- TIPS篇 02-05 缶を水に落とす時の隠し技・ネイルカラー撮影・他
- TIPS篇 01スプラッシュの合成用素材は水に墨を混ぜる
- Lesson 9 ワインボトル 撮影のポイントとアイデア
- Lesson 08 ライトの形と大きさ〜ソフトボックスは使わない
- Lesson 07 メインライトは 色と形、 ハイライトは 素材感
- Lesson 06 1灯のバウンス ライトを極める
- Lesson 05 光の硬さで 表現を変える
- Lesson 04 商品に最適な色味を理解する
- Lesson 03 ゆがみと遠近感をコントロールする
- Lesson 02 フレーミングで 商品の表情を出す5つのパターン
- Lesson 01 距離とアングルで表現を変える