2022年10月14日
クオリティと効率を求められる商品撮影では、ちょっとした工夫やアイデアで、仕上がりを良くしたり、後処理を簡単にしたり、撮影を効率的に進めることができるのです。
作例のような具沢山のスープ。
普通にカップに盛り付けると、具材が沈んでしまい「具沢山感」が出ません。
カップの底にラップでくるんだ粘土を沈め、その上に具を盛ってスープ液面から覗くようにします。
左図のように、粘土をラップでくるみカップの底に沈めておく。粘土の形でがたつきを作り、具材がスープ液面に自然な感じで並ぶようにする。
斜め後ろ上からと、左後ろからの2灯撮影。黒パネルで床、背景にあたる光をカット。木目の背景は先月号で紹介したピノスタジオ「背景シート」を使用。
湯気ありシズルカット
ミストスチーマーで湯気を入れたシズルカット。湯気、スモークの演出には、昔から様々な煙やドライアイスなどが使われてきたが、食品はハンディタイプのミストスチーマーが便利。 この作例は一発撮りだが、黒バックで合成用素材を撮影して、後から写真にのせることもある。
湯気、スモークのいろいろ(合成用素材)
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- TIPS篇 21-22 耐震マット、クリップを使った被写体の固定
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