黒川隆広「商品撮影」基礎レッスン

TIPS篇 11 撮影素材から ハイライトを拾い 合成する

写真・解説:黒川隆広

クオリティと効率を求められる商品撮影では、ちょっとした工夫やアイデアで、仕上がりを良くしたり、後処理を簡単にしたり、撮影を効率的に進めることができるのです。

被写体と同じ(または近い)素材を撮影して、Photoshopでハイライト部分を拾い、白黒のハイライト用マスクを作れば、素材本来のツヤ感で瑞々しさを感じさせられる。

また光沢のある黒の塩化ビニール板を変形させてシワを作り、ハイライト素材として撮影すれば、背景などの素材として使うこともできます。

T11-01.jpg

ファンデーションの撮影。商品を並べ120cmと60cmのバーライト2灯で撮影した写真。黒い容器のシャープなハイライトはライティングで入れているが、ファンデーションに入るハイライトは合成で入れた。

T11-02.jpg

左が合成後拡大。右が合成用素材。合成用素材は、ハイライトが拾いやすいようにファンデーションをかき混ぜたもの。何パターンか撮影し、実際のライトの方向と合わせて合成。(かき混ぜていない)ファンデーションの、平らな面にのせても違和感は出ない。



T11-03.jpg

背景に光沢のある布でドレープを作り、メインの被写体と合わせて一発で撮影するのは大変。ライティングも複雑になる。また布の目が見えてしまうと、被写体とのスケール感にも違和感が生じる。

上の作例はゴルフクラブを別撮りして背景と合成したが、背景はツヤのある黒い塩化ビニール板を撮影して作ったもの。

布のドレープに見えるように塩ビ板をプラジェット(プラスチック用熱風加工機)で変形(熱湯でも変形可能)。それをライティングして、ハイライトを拾っている。後のせのハイライトなので、色やサイズなども自由に変えることができる。


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