2022年09月26日
クオリティと効率を求められる商品撮影では、ちょっとした工夫やアイデアで、仕上がりを良くしたり、後処理を簡単にしたり、撮影を効率的に進めることができるのです。
TIPS 21 耐震マットで小物を吊して撮影
イヤリングのような被写体は、置き撮りでは「ぶら下がり感」が表現しにくい。
そこで耐震ジェルマットに被写体を貼り付けて撮影します。
用意するのは、アールの付いた透明アクリルフォトスタンドと、同じく透明の耐震ジェルマット。
アクリルフォトスタンドに耐震マットを貼った状態。耐震ジェルマットは両面に粘着力があり、被写体を固定しやすい。
このピアスは通常の置き方にすると「ぶら下がり感」を出すのがやや難しかったので、逆さで固定してぶら下げた印象に。ライティングも下からのライトをメインにして、最終的に天地を逆にした時に、仕上がりが自然に見えるようにした。
TIPS 22 クリップを使い、小さな被写体を斜めにセットする
小さな被写体に角度を付けて撮影台に置きたい時、クリップを使うと角度を自在に調整できて便利。
ダブルクリップは銀の持ち手部分の開きで角度を調整。
ゼムクリップは折り曲げて角度を調整します。
ダブルクリップは両方の持ち手に小さな耐震ジェルマットを貼り、撮影台と商品を固定。練りゴムなどを挟んで持ち手の角度を調整する。
ゼムクリップは折り曲げて、商品、撮影台に両面テープで固定。
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