黒川隆広「商品撮影」基礎レッスン

TIPS篇 26-27 被写体を傾け真俯瞰のアングルをつくる

写真・解説:黒川隆広

クオリティと効率を求められる商品撮影では、ちょっとした工夫やアイデアで、仕上がりを良くしたり、後処理を簡単にしたり、撮影を効率的に進めることができるのです。

TIPS 26 被写体を傾け真俯瞰のアングルをつくる


作例はカラーシャツを並べた真俯瞰アングルですが、俯瞰撮影アームでカメラを商品の真上に据えるのは、セットも大掛かりになって大変です。

このような被写体では、撮影台(天板)ごと傾けて斜め俯瞰で撮影すれば、普通の三脚でも簡単に真俯瞰のアングルが可能です。

T26-01.jpg

仕上がり写真。



T26-02.jpg

撮影台(天板)にシャツを並べ、台を傾けて斜め俯瞰で撮影。





TIPS 27 縦で撮ってゴルフクラブの「曲がり」をなくす


ゴルフクラブのカタログ用商品カット撮影。

掲載はヘッドを左にした横位置の写真ですが、そのまま横位置で撮るとヘッドの重みでシャフトが曲がるので、縦で撮影して横位置で使います。

ライティングも横位置で掲載した時に違和感がないように、シャフト右側にハイライトを入れています。

T27-01.jpg


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