黒川隆広「商品撮影」基礎レッスン

TIPS篇 23 背景シートを使ったテーブルトップ撮影

写真・解説:黒川隆広

クオリティと効率を求められる商品撮影では、ちょっとした工夫やアイデアで、仕上がりを良くしたり、後処理を簡単にしたり、撮影を効率的に進めることができるのです。

撮影用背景シートを利用してテーブルトップイメージを撮影してみました。
ここで使用した「ピノスタジオ背景シート」はターポリンという素材で、厚みがあり汚れもつきにくい特徴があります。

柄は木目、コンクリート、漆喰、大理石などのリアルなものから、彩度を抑えカラーバック紙のように使えるカラーバリエーション豊富な単色シートまで様々。

サイズも最大で300×155センチまでラインナップされています。

セッティングも簡単、ロケや出張撮影でも便利に使えます。


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ピノスタジオ背景シートを使ったイメージ。表面はマット仕上げのため、強く光があたる部分にもテカリは出ず自然な仕上がり。



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撮影台にピノスタジオ背景シート(サイズL120×90センチ)を敷いて被写体をセット。❶は円形LEDライト。バーライト❷❸は壁にバウンス。鏡❹でコーヒーカップの左側を明るくする。❺は凹面鏡、箱に入ったチョコレートの1列目にピンポイントで光を返し、チョコレート上のナッツの立体感を出している。コーヒーの湯気はミストスチーマーで作った。

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背景シートは端に芯が入っているので、センチュリースタンドのアームにテープでとめて、アールをつけて使用することもできる。バーライト2灯は壁と天井に向けて打ち、半逆光のバウンス光にしている。使用した背景シートは「ペールブルー」。彩度が抑えられているので使いやすい。

ピノスタジオ:https://pinostudio-photo.jp/





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