2022年09月26日
クオリティと効率を求められる商品撮影では、ちょっとした工夫やアイデアで、仕上がりを良くしたり、後処理を簡単にしたり、撮影を効率的に進めることができるのです。
撮影用背景シートを利用してテーブルトップイメージを撮影してみました。
ここで使用した「ピノスタジオ背景シート」はターポリンという素材で、厚みがあり汚れもつきにくい特徴があります。
柄は木目、コンクリート、漆喰、大理石などのリアルなものから、彩度を抑えカラーバック紙のように使えるカラーバリエーション豊富な単色シートまで様々。
サイズも最大で300×155センチまでラインナップされています。
セッティングも簡単、ロケや出張撮影でも便利に使えます。
ピノスタジオ背景シートを使ったイメージ。表面はマット仕上げのため、強く光があたる部分にもテカリは出ず自然な仕上がり。
撮影台にピノスタジオ背景シート(サイズL120×90センチ)を敷いて被写体をセット。❶は円形LEDライト。バーライト❷❸は壁にバウンス。鏡❹でコーヒーカップの左側を明るくする。❺は凹面鏡、箱に入ったチョコレートの1列目にピンポイントで光を返し、チョコレート上のナッツの立体感を出している。コーヒーの湯気はミストスチーマーで作った。
背景シートは端に芯が入っているので、センチュリースタンドのアームにテープでとめて、アールをつけて使用することもできる。バーライト2灯は壁と天井に向けて打ち、半逆光のバウンス光にしている。使用した背景シートは「ペールブルー」。彩度が抑えられているので使いやすい。
ピノスタジオ:https://pinostudio-photo.jp/
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