2022年12月08日
クオリティと効率を求められる商品撮影では、ちょっとした工夫やアイデアで、仕上がりを良くしたり、後処理を簡単にしたり、撮影を効率的に進めることができるのです。
ワインをグラスに注ぐカット。
グラスを斜めにセットしてワインを注ぐと、注ぎやすく、液面にも動きが出て目を引く写真になります。撮影の際にはカメラも斜めにセットしています。
レードルからスープを注ぐカットの撮影でも、カメラの位置を水平ではなく、やや高いアングルで撮影すると、レードルにスープがたっぷりと入っているように見えます。
広告の商品撮影の演出では、こうした角度とアングルの工夫が大切です。
ワイングラスの注ぎカットはグラスとカメラを斜めにする
グラスを垂直に立ててワインを注ぐと、写真のように液面の動きが少ない。
グラスを斜めにして注ぐと、液体の大きな動きを作りやすい。
グラスを斜めセット、カメラも斜めにして撮影。
ボトルの中身を半分にすることでボトルの傾きを調整。赤ワインは色が濃いので、水で半分ほどの濃さに薄めて、ワインの色を表現。
注ぐ勢いと角度でも表情は変わるが、グラスを斜めにセットすることで、表現が良いカットの確率が高まる。
レードルの注ぎカットはアングルを少し高くする
カメラと水平のアングル。
やや高めのアングル。
レードルからスープなどを注ぐカット。カメラアングルを水平のまま、レードルを傾けてしまうと、スープはレードルからこぼれてしまう。
カメラ位置を少し高くすると、レードルの傾きはそのままで中の液体を多く見せることができる。
カメラのアングルを変える工夫だけで表現が変わる。
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